主人公をみつけた

世界の隅にいるオタクのブログ

確かにそれは幸せと呼びたくなる日々だった

 

 

MeseMoa.ホールツアー2023 イルミラクル FINAL〜Dear イルミィ From 9〜 横浜アリーナ公演が終わった。

誰一人欠けずに、完走した。9色の光の海が広がる、晴れやかで最高の卒業式だった。

 

全員が全員、全身全霊を振り絞った渾身の作品だった。

 

きっとMeseMoa.の九人は、それぞれがそれぞれ、一人きりでも、ステージの上じゃなくても輝ける人なんだと思う。

それくらい魅力的で、優しさに溢れた、人を愛することができる人たちだから。

だけど、彼らはこの道を選んでくれた。この道を走ろうと決断してくれた。

自分一人だけじゃなくて、誰かを笑顔にしようと決して優しくない道のりを選択して、そして光を掴み取って行った。

 

このグループの始まりは、友達からだ。

好きなことを、好きな表現のプラットフォームを共有しているなかで見つけた友達。

それが、いつのまにか大きなステージを埋めるアイドルになっていった。

MeseMoa.の軌跡を思い返すたび、フィクションの物語みたいだと感じる。

でも、本当だ。紛れもない事実で、現実だ。

奇跡みたいな九人は、私たちの目の前に立って、息をして、歌を歌って、踊って、語って、笑っていた。

 

この輝かしく晴れやかな青春を一緒に過ごさせてくれてありがとう。

寂しさも悲しさも悔しさもあるけれど、一番は感謝しかないし、それしか綴りたくない気持ち。

 

まず、MeseMoa.という場所を残そうと決意した五人へ。

 

 

あおいくん

「ON」の落ちサビの、「どこまでもONで行こう」と高らかに歌う姿と声を目の前にするたびに、ああこの人こそがエースなんだなと心強く思います。

そしてソロの「Blue Moon」を歌うあなたの優しい愛しむ表情が大好き!

人生の半分を、アイドルに捧げてくれてありがとう。

いつだかに「アイドルが一番すごい仕事だよ」と言い切った時のあなたの誇らしげな表情を忘れられません。

 

ぷんちゃん

二代目リーダー就任おめでとう。そして残ると決断してくれてありがとう。

きっとこれからあなたの肩に乗るものは大きくて重たいものかもしれないけれど、優しいあなたが切り開いていく世界もあなたを愛してくれるはず。きっと大丈夫。

くしゃくしゃの笑顔も、しなやかな踊りも、伸びやかな歌声も全部全部ステージで輝くためのものだと感じます。

あなたが夢を口にしてくれるから、きっとMeseMoa.も気合を入れ続けられたんだよ。

 

野崎さん

あなたほどバイタリティに溢れた大人を見たことがありません。

「この世の奇跡」と友人の茶推しはよく形容しますが、それが全てだと思います。

日々磨きがかかるあなたはダイアモンドのようにきっと砕けることなく、この先の道を開拓する鋭い剣にもなり、残る五人を守る盾にもなると思います。

あなたの綴る言葉から感じられる思慮深さと優しさに、いつも救われてます。ありがとう。

 

のっくん

不器用な人なんだなと、気づくたびに愛しく思います。

聞くたびに深みが増し、力強く芯のある声になっていく歌に何度も感動させられました。

泣き虫なあなたが泣くのを我慢して、ぎゅっと唇を噛んで前を見据えていると、その胸の内を覚悟を感じて心臓がぎゅうっと切なくなります。前を向こうと、また送り出す側になることを決意してくれてありがとう。

あなたは強くて、優しくて、美しいひと

 

とみたん

本当に聡明で、ひらけた視界をもった人だと思います。

最後のメンバーに向けたお別れの手紙も、イルミィに向けた一言も本当に愛に満ちていた。

あなたの豊かな歌声は私たちに涙を流させてるし、あなたの明るい言葉と優しいおふざけにたくさん笑顔をもらっているよ。あなたが素直に「寂しい」と言ってくれたことが救いになったよ、ありがとう。

歌姫という言葉がよく似合うその華やかな存在すべてを、これからも世界に知らしめてきてください。

 

 

 

そして、卒業して新しい海へと航海を始める四人へ。

 

 

 

にーちゃん

力強い旋律を響かせるその歌声を、繊細なハモリを紡ぐその歌声を聴くたびに、なんて惜しい人を失うのだろうと感じます。

あなたがいないと完成しない歌があったし、あなたがいたからこそ制作しようと踏み切った楽曲もたくさんあると思います。それくらい、にーちゃんの歌は武器だった。

それから、自然と人を甘やかしつつ、諌めつつ、優しく見守る姿は本当に兄そのものだなと思います。

一度離れたアイドルの道へ戻ってきてくれてありがとう。これからもたくさん食べて、健康でいてね。

あなたのこれからの道が、どうか愛に満ちていることを願います。

 

二番くん

ずっとかっこいいことは知ってたけど、横アリに立つその姿が本当にかっこよくて麗しくて、立っているだけでこんなに視線を奪ってしまう人が一般社会に放たれて大丈夫なのかと心配になります。

お別れの手紙を読むあなたの飄々とした、でもどこか優しく包み込むような声が今でも耳に残っています。

ちょっぴり意地悪だけど、その心のあたたかさが端々から伝わるからこそ、たくさんの人から歓声を受けたんだと思います。

歌うことに苦しんだ日々が長かったと思います。だけど、あなたの声はずっと覚えているよ。

あなたのこれからの道が、どうか優しさに満ちていることを願います。

 

白服さん

前例のない、なにもない道を切り開いていくことは、先の見えない暗い海へ頼りない小さな船で漕ぎ出すことは勇気も覚悟も必要だったと思います。

きっと自分を何度も何度も奮い立たせて、自分に決意を言い聞かせて、涙を無理やり飲み込んで進み続けた日々だったでしょう。

本当に、本当に、お疲れ様でした。あなたがいたからこそ、私は幸せな日々を過ごせたと本当に感じます。

今でも、幕張公演であなたが私たちへ送ってくれた言葉を覚えています。

全ての選択を受け入れて、正解だと断言してくれるあなたが初代リーダーでよかった。

あなたのこれからの道が、どうか、どうか幸せで満ちていることを願います。

 

ゲルたん

はじめて勇気を出して行った握手会で緑推しだといったら「俺ェ!?」と言われたことをいまだに覚えています。そしたら他のオタクにも同じようなことをよく言っていると知ってなんちゅーことを言うアイドルやねんと思いました。

そしていつからか、傲慢にも、自信を持ってアイドルを楽しんで欲しいなと思うようになりました。

でも、最後に見たアイドルとしてのあなたは、自信を持って、あなたの大好きな8人を引き連れて踊り、一身に横浜アリーナの視線を浴びながら約束を歌い、悔しそうに泣きじゃくりながら真っ直ぐに「寂しい」と言ってくれた。

もうそれだけで満足だよ。この5年、あなたを推せてよかった。

あなたを見つけられた自分を褒めたいし、アイドルになって、見つけさせてくれてありがとう。

あなたがいない世界はきっと寂しいけど、緑を見るたびに、コーヒースタンドを見るたびに、きっと笑顔が浮かぶと思うよ。

彩りをたくさんくれてありがとう。名前を呼ばせてくれて、呼んでくれてありがとう。

あなたのこれからの道が、笑顔で満ちていることを願います。

 

 

言葉というつまらない媒体でしか表現できないことがもどかしいし、尽くしても尽くしても足りないな。

でも優しくて楽しくて、明るい出航を見届けられてよかった。

きっとこれから先も荒波は来ると思うけど、きっと大丈夫。

みんなで幸せになろうね。寂しくなったら、また帰ってくるね。

 

また、踊ってね。歌ってね。

おじいちゃんになったら、UNBARANCE BOYみんなでやってね!

 

MeseMoa.に出逢えて幸せ!本当にあたたかい時間をありがとう!

 

 

 

”また逢える日まで

 夢の中なら 恥ずかしくないから

 

 そっとそっと君の名前を

 呼んでいいかな

 

 明日の朝が寂しくないように

 ずっとずっと君のこと想ってるよ”

 

たかが烏合の衆、されども星の屑は夜を照らす

 

12月8日、推しが卒業する。

横浜アリーナという大きな舞台を最後に、表舞台からその身を退く。

 

卒業報告から1年半。長くて短くて、濃密だった。

 

思い返せば特別な夜ばっかりくれる人だった。

涙もたくさん流したけど、それ以上にしあわせと笑顔をくれた。

裏表のない、やわらかくまっすぐな言葉選びにたくさん救われた。

努力と研鑽に満ちた踊りと歌声に何度も胸を打たれた。

うつくしくぴんと伸びた背筋と、客席を見渡すあたたかい笑顔に励まされてきた。

誰よりも楽しもうと意気込んで、ステージに躍り出るあなたが大好きだった。

寝癖だらけでコーヒーを淹れる穏やかな朝も、ご飯を作りながら駄弁る夜も、優しい声で相談に乗ってくれる深夜も、気づけば隣にいる友人みたいに一緒に過ごしてくれた。

あなたとの時間はいつも魔法みたいだった。

 

ライブを観る時は日常を忘れて、非日常を楽しんでほしいと推しは何度も言っていた。

でもいつの間にか、あなたがすっかり日常に溶け込んでいた。

私が生きる世界には、あまりにもあなたを想起させるもので満ちている。

 

卒業公演が、明日が終わったら。

きっとそれらはしばらくの間、悲しさや寂しさをつれてくるだろうけれど、

少しずつ時間が経っていけばきっと、笑顔にさせてくれる大切なものになると思う。

 

私は推しが大好きだった。心底惚れていた。尊敬して、憧れていた。

ずっと背中を追いかけていると思ったら、いつまにか力強く背中を押してくれていた。

すれ違うこともないままに終わる人間の方が多い世界の中で、

こんな風に想える人に出会えてよかった。

私は絶対、あなたを忘れない

 

どうか、幸せで。あなたのいく道がたくさんの灯りと笑顔で満ちていますように。

そして、私自身もそうでありますように。

 

あとは最後の夜を楽しむだけ!

あなたがあのステージに置いていくものを、全部抱きしめて帰るね。

最高の夜にしよう!

花は散るけれど 夏はまためぐる

 

 

推しの生誕祭が終わった。アイドルとして最後の生誕祭だった。

 

これからも彼は私の知らないところで歳を重ねていくし、

彼がその日を迎えたことを彼の大切な人が祝うだろうし、

私たちもまた、直接ではないけれど心のうちで祝うだろうし、

彼もまた自分のために、決して小さくはないケーキを買うだろう。

 

来年も世界はなんの変哲もない8月7日を迎える。

 

だけど、あの夜を鮮やかな緑に染められたことはすごく幸福だったと思う。

 

無事に開催できたこと。天気に恵まれたこと。声に出して名前を呼べたこと。

愛してるよと伝えてもらえて、伝えられたこと。

全部全部、幸福そのものだった。

 

彼は今年の12月に、アイドルを辞める。

芸能の世界そのものから退いて、自分がやりたいと決めた道にもう一度進む決意をした。

 

その決意を私たちが邪魔することはできない。

それは彼らからその発表があったときに最初に伝えた言葉だ。

だけど、ずっとどこかで「どうして私たちを選んでくれなかったのか」といういじましい感情があった。

 

だけどそれは、彼自身の内側にもこびりついていたらしい。

 

「みんなと一緒にいたいという気持ちと、自分の選んだ道を進みたいという気持ちは両方とも本物だよ」

 

観客を信頼してそう打ち明けてくれたことに、私は安堵した。

そうであってくれと縋っていたいじましい自分が報われた気がした。

 

そして私はなによりも、

推しが最後の生誕祭で「アイネクライネ」を踊ってくれたことが本当に嬉しかった。

 

彼は「アイネクライネ」を踊るとき、動画と同じように上手側に最初のポジションを取り、

ステージにもうひとり、一緒に踊る相手がいるように踊った。

ああ、一緒に踊ってくれるんだ。そう感じた。

そういう意図があるのかわからないし、単純にそう覚えていたからだとは思うけれど、

私はとにかく、そこに空間があることが嬉しかった。

 

あまりにも奇跡でいっぱいに詰まっていて、本当に現実だったかもわからない。

悲しみも怒りもなく、ただただ嬉しくて仕方ない、そんな時間だった。

 

愛してるという言葉を彼は選んでくれた。

少なくとも彼と私をつなげる感情は決して恋ではない。

それをただの執着だと思っていた時期もあった。

けれど愛と呼ばずになんと呼べばいいんだろう。

 

ただ今は、彼が選んだその先が輝かしいものであることを祈るばかりだ。

あとはもう、悔いなんてないように好きなだけ暴れてくれ。

惜しむのも悲しむのも、全部あなたが最後に咲き乱れるのを見届けてからにするから。

 

 

www.youtube.com

 

あなたのおかげで夏が大好きになったけど 

次の夏はきっと少し苦い

なりたくなんかないけどさ

 

 

最後の日が明確に決まって、残り半年のカウントダウンが始まった。

半年後には、もう全部が終わってる。

 

 

推しは目まぐるしく活動してる。

毎週のようにライブをして、隙間を縫って配信をして、自分だけのイベントを複数立てて。

最初はやりたいことをやり切って未練をゼロにしようとしてるのかな、なんて思っていた。

 

 

だけどアイドルに未練はないそうだ。

とにかくイベントを立てているのは、みんなに会う時間を1秒でも増やすため。

アイドルとしての自分がみんなに会うには、イベントという媒体が必要だから、って。

 

 

すごくすごく優しくて、すごくすごく残酷だ。

誇らしいほど嬉しいのに、悲しくてどうにかなりそうだ。

 

 

アイドルとオタクの関係性は、経済の一環としてあるべきだ。それが健全な位置関係だ。

まるで友人みたいな距離感にいてくれていたから忘れていたけど、半年後にはいくらお金を払っても会えない存在になるんだ。

 

 

あなたのおかげで好きになった音楽を、あなたがいなくなったあとにきけるだろうか。

あなたを追いかけて訪れた初めての場所へ、あなたがいなくなったあとに足を向けられるだろうか。

あなたのおかげで身に纏うようになった色を、あなたがいなくなったあとに着れるだろうか。

 

 

気づけばすっかり依存している。

あなたがいないとだめな私になってしまった。

そんなの、きっと喜ばないのに。

 

 

でも、きっと絶対、とにかく声が聞きたくなるし、踊りを見たくなるし、聞いてほしいって思う話だってたくさん出てくると思う。

半年後、その直後はきっと悲しむのに忙しい。

問題はそのあとだ。

私は怪物にならないでいれるかなあ。

 

 

名前を呼んでと歌うあなたの、その名前を呼べたこと

 

 

 今この瞬間、自分の内側をひたひたと満たす感情の名前がわからない。
 言語化しきれず宙ぶらりんになる感情こそ心臓を動かす本当の感情だとも思う。
 けれど伝えるにはなにかこの名前もつけられない輪郭のない心をどうにか枠にはめて差し出さないといけない。
 

 一番近い表現はきっと「しあわせ」で、
 しかし納得のいく表現は「怒り」で、
 だけど枠にはめるとしたら「さみしい」だし、
 引いた目でみるとそれは「誇らしい」だ。
 

 夢を叶える瞬間を、念願のステージに立つ瞬間を見届けたしあわせ。
 どうして辞めてしまうのかという子供の癇癪のような怒り。
 このまま9人でいてほしいとすがりついてしまいそうなさみしさ。
 だけどなにより、このステージに辿り着き、作り上げた今この瞬間の9人が誇らしい。
 

 だけど多分、これが全部じゃない。
 もっと細かくて、微妙なグラデーションを持った感情が湧いては乱れて心臓を打って、結局溜息や涙になって霧散して、心の底に沈殿して堆積していく。
 多分、もっともっとたくさんの時間が経ってそれが記憶の化石のようになってはじめてまともな分類が叶うんだと思う。
 

 

 

 3月14日。MeseMoa.日本武道館で夢を叶えた。
 素人から始まった彼らにとってあまりにも大きすぎる夢が叶う瞬間だった。
 暴風雨を予報されていたその日は、暑いくらいの晴天、雲ひとつない青空に恵まれた。
 このコロナ禍の中でほぼフルキャパの上歓声をあげて、名前を呼ぶことができた。
 誰一人欠けずに全員がステージに立った。
 奇跡がたくさんぎゅっと詰まった空間だった。
 

 すごく不思議なことに、私たちは当然、「めせもあ。につれてきてもらった」と思っていた。
 だけど彼らは彼らで、「イルミィにつれてきてもらった」と言っていた。
 ひとりのなかで完結しうる芸術と違って、エンタメは応える人がいないと成立しない。
 アイドルなんて、エンタメの最骨頂といってもおかしくない。
 「観ている人を幸せにする」ことにここまで全ステータスを振り切ってる職業は他になかなかないと思う。
 逆にいうと、観客次第では簡単にその道が塞がってしまう。私たちが体感しているよりもきっと、観客の存在はずっと重たいんだと思う。
 だけど、やっぱり私は彼らが導いてくれたんだと感じる。
 彼らは間違いなく、道を拓いた。
 彼らは間違いなく、暗い海に航路を見出した。
 彼らは間違いなく、奇跡みたいにきれいな花を咲かせた。
 私たちはもしかしたらその道の舗装に一役買ってたかもしれないし、航海図を作ることに貢献してたかもしれないし、雨風をしのぐひさしになれていたのかもしれない。
 だけどそれは彼らの行動に勝手に私たちファンが追随したに過ぎない。
 でも、一緒に夢叶えたんだよ。お互いの夢を叶えられたんだ。
 その事実だけが本当に尊くて嬉しくて、何度でも反芻してしまう。
 

 観ている間、ずっと楽しいと同時に怖かった。
 始まったら終わってしまう。終わりばかりは確実に訪れるのに、未来が訪れるかはわからない。
 武道館という夢が叶った瞬間を、私はひどく怯えていたんだと思う。
 この長い長い夢から覚めたら、次に見えるものはなんなんだろう。
 「パシフィック展望台」で歌っていた「天辺」は確実に乗り越えた。
 じゃあ「その先」ってどこ?
 このままゆっくり終息していくのかなあ、なんてことを考えもした。
 

 でも、その先が見えた。
 横浜アリーナだ。
 

 パシフィコ横浜のステージで「天辺のその先へ」と歌って彼ら9人が、「天辺」である武道館を乗り越え、同じ横浜の地でさらに大きな箱である「横浜アリーナ」にたつ。
 嘘みたいなストーリーだ。彼らは神様がシナリオを書いた最高のドラマなのかもしれない。
 もちろんそこが埋まるかどうかは彼ら次第だし、私たち次第だ。
 だけどきっとすごく素敵な光の海になると思う。
 笑って、9つの光で溢れた海のその先に、卒業する二人を送り出せると思う。
 

 

 今回のステージを迎えるにあたって、私は9人のことをあまり知らない友人を数人招待した。
 淺ましいけれど、自分なりに一つでもたくさん席を埋めるのに必死だった。
 彼女たちは自分たちがハマってるコンテンツのペンライトを持って駆けつけてくれて、そのうえ楽しかったと言ってくれた。
 あおいくんってかわいいね、白服さんをずっと観ちゃった、滑り台のVTR面白かった!
 4時間もずっと全力で歌って踊ってて、アイドルってすごいね、いい推しに出会えたね。
 そう言ってもらえて、すごく安心したし誇らしかった。
 そうなの、かわいいしつい目で追っちゃうし、面白いしすごいんだよ。
 直前に行われた特典会で、推しに友達を招待したことを伝えた時に「〇〇が恥ずかしくないように、案外かっこいじゃんって思ってもらえるように頑張るね」と言ってくれた。
 推しが有言実行してくれたことがすごく嬉しかったし、そうやって素直にこのライブを楽しんでくれた友人たちにも心から感謝したい。
 

 
 MeseMoa.日本武道館公演、成功本当におめでとう。
 偶然や奇跡のうえに、数え切れない努力を積み重ねてきた彼らにこれからもたくさんの祝福がありますように。
 

人生は何が伏線になるかわからない

 

 

 

 MeseMoa.の冬ツアー、シングルコレクションが終わった。

 あっという間だった。福岡から始まり、東京、大阪、北海道、宮城をめぐり、愛知でファイナルを迎えたツアー。

 多幸感と満足感と、再発見に満ち溢れた本当に素敵なステージだった。

 

 今までの歴史を詰め込んだ怒涛のセットリスト。

 すべて表題作なこともあって一つひとつの世界観は深く、飲み込まれていく。

 そして全ての曲をhalyosyさんが作っているだけあって、この日のために作り続けられたのかと思うほど構成が素晴らしかった。

 なのでこのブログはマジでちまちま全部の曲の感想を綴るだけです。

 あと本当に記憶力が貧弱なので多少順番前後してる可能性あります、ごめんな!

 記憶飛ぶくらい””良””かったってことにしてくれ!

 

 

 

 

 初めのブロックは雨音から始まる。

 後悔と悲痛な愛を歌う「Muddy Water」。

 しみじみ聞いていると、これを改名直後の1stシングルにぶち込むのってなかなか勇気がいる気がする。

 あおいくんの叫ぶような歌声、とみたんの縋るような歌声が混ざるとまさに雨に濡れたような冷え冷えとした切なさが胸を縛る。

 深いチェロの音も相まって、むすめん。から「一歩前に進んだ」大人の魅力を叩きつけられる。

 

 

 それからノイズが入って、愛憎が入り混じり感情の矛盾に苦しむ「真逆の糸」が始まる。

 この曲は元々構成がずるい! 9人という大人数をすごく綺麗にまとめて、舞台のように演出している。

 現在歌のパフォーマンスを制限している二番くんをあえてセンターに置いて、言葉少なに物語をリードする存在に仕立てたのは本当に正解だと思う。

 一種の群像劇のような歌だ。

 愛憎交々、「愛されなかった」側の人間が嫉妬を歌う。そして時折入るあおいくんの問いかけに対する二番くんの応答が、物語をかき乱し動かしていく。

 そしてこの曲は本当にハーモニーがすごかった!

 「I need them」と叫ぶ歌声の分厚さ、繊細さ、迫力。

 シングルコレクションで聴いた時、まるで知らない曲を叩きつけられたかのような衝撃だった。この曲はこんなに重厚な響きがあっただろうか?

 あのハーモニーを思い出すだけで涙が出てくる。にーちゃん、あなたの歌声は本当に宝物だよ。

 

 

 さて物語は一気に切り替わり、「殺生石セッション」の世界へ。

 衣装は黒基調のスーツで背景はシングルのジャケットたちなのに、不思議なことに春爛漫の桜が見えるんだからとみたんの存在感はすごい。

 こちらも群像劇のような構成だが、言葉少なだった「真逆の糸」とは違い「殺生石セッション」の妖狐は多弁だ。

 周りの8人も登場人物というよりは語り部である。

 星が落ちても僕は何処にも行かないと泣くとみたんの独唱の後、褒めてと縋る妖狐に、メンバーは作中のセリフを囁く。

 これはすごくニュアンスなんだけど、特に冒頭4人の台詞は漢字表記の「偉いね」「綺麗だ」「可愛い」「優しい」なんだけど、最後に言う時はひらがなの「えらいね」「きれいだ」「かわいい」「やさしい」じゃない?

 すごく優しい声で愛を囁くメンバーと声を震わせながら褒めて、惚れてと泣くとみたけを見ていると、本当に昔とみたけは妖狐で、ひょんなことで愛を知ってしまって、愛されたくなって現世に現れたんじゃないかなって思ってしまう。

 この曲の彩度は、とみたん以外には作り上げられなかったと思う。

 

 

 そしてアレンジのストリングスが入り、物語は「カラメテ」へ。

 このアイドル、しゃべらせるとコントとおふざけと下ネタが止まらないのにどうして救われない愛を歌うとこんなに最高なんだろう。

 この曲が歌うのは「喪失」だ。何かを失っても世界は回ってしまう。生活は営まれてしまう。明日は来てしまう。朝はあっけなく夜を殺してしまう。

 世界が一変することがないから、「僕」はずっと縋り付いてしまう。「僕」が離さなければ、忘れなければ、解かなければ「君」がずっといてくれると思って。

 この曲が発表された時にはもう、このグループの進路は決まっていた。

 その進路を心の中に隠しながらこの曲を披露した時、どんな風に思っていたんだろう。

 少なくとも私は、推しを失った後の自分が塞ぎきれない穴を無視しながら今まで通りの生活を送ってしまう自分が見えて、すごく辛い。

 

 

 さてここまでの怒涛のブロックが終わるとようやく最初のMCへ。

 今までもだったけど、今回のツアーは特にとみたんの素直な言葉やそのMCにすごく救われた。

 千秋楽である愛知公演での「殺生石セッション」の最後に畳み掛ける「褒めて」「惚れて」のパートで、とみたんは声を掠れさせて、泣いていた。

 寂しいよね、無理すぎるよね。

 ステージに立つスーパースターそのものな人が、そうやって言ってくれることですごく楽になる。

 そうやって思っていいんだな、って。

 ちなみに今回のツアーで定番(?)になったトムジェリ寸劇は飽きるまで擦り続けてほしいマジで頼む。いけ〜!!!

 

 

 

 ここからは楽しいパート!

 わちゃわちゃしたMCからすごく自然に(自然に?)「歴史を刻んできたねえ」と誰からともなく言って、それから「着陸!月面ZENBU」が始まっていく。

 家で気取ってた時も蜂が遊んでた時も私はその場にいなかった。でもこのツアーを通して、なんとなく遠い位置にあった印象の「むすめん。」時代の曲が自分の中にちゃんと刻みつけられた感じがした。

 この曲もエモが詰まってるよなあ。

 そうだよ、当たり前だけど、MeseMoa.の歴史は全部あなたと刻んできたんだ。

 

 

 そして兄作詞のRAP!!

 19日に早速ブログを上げてくれましたね。仕事出来男すぎ〜!

lineblog.me

 これに関しては私がうんちゃかいうのは蛇足にも程があるのでこの素敵ブログを読んでください。

 個人的にとみたんとあおいくんのパートが大好きです。

 

 

 このサイコーフローなRAPにつながり、「新鮮!竜宮城RENBO」へ。

 この曲もすごく楽しい!

 聞くたびに、コレオグラファーが実はmegさんで〜〜す!という嬉しいサプライズをトラライの3人にする動画を思い出します。

 間奏のみんなでパラパラするところ、ツアー後半からどんどんぷんちゃん・とみたん・あおいくんのジャケットプレイが派手になってくのがすげ〜よかったな……

 

 

 そして一気に雰囲気が変わり、「灼熱!鬼ヶ島DANJI」が始まります。

 この曲、個人的に今まで存在感が正直薄い楽曲だったんですけど、ツアーを通してマジで大好きになってしまった。

 王道を通ってこれたわけじゃないMeseMoa.だからこそ輝く歌だ。

 途中メンバーがはけて魔王(CVとみたけ)と鬼滅隊めせもあ。の戦いが始まるんだけど、もうこの、この殺陣がさ〜〜〜〜!!!!!

 殺陣大好き芸人すぎて本当に初見の時息を飲みすぎて絶命の危機だった。

 個人的に最高ポイントは数多いんですが、フォーゲルさんが最後まで刀を後ろに流したまま、少し身を前にかがめた状態で袖にはけていくのが本当にカッコ良すぎてGIF画像で欲しい。

 それからあおいくんって本当に身体能力に恵まれてる! 決して体格に恵まれているわけじゃないのに、彼は本当に自分を大きく大きく堂々と見せるのが巧い。

 殺陣パートを終えた後もしっかり歌い切って、白服さんの「一閃!」で魔王(CV:とみたけ)は消滅する。

 ここで見得を切るような動きをするんだけど、個人的に兄プリゲルの動きがめちゃ良くてここもGIF画像が欲しい。

 思わぬ伏兵、DANJIがこのツアーであたしゃ大好きになっちまったなマジで……やられたぜこりゃあ……

 

 

 殺陣で大興奮したところで、白服さんとあおいくんのナレーションが入ります。

 庭の樹を思い出させるような柔らかい言葉で綴られる「君」への愛。

 そしてのっくんの「あの日の君を忘れない」で「Flower Wind」のイントロが入ります。

 この曲、もうシンプルに良い曲だな………………

 マイクに衣装に用いられているブーケが付けられているのもすごく粋な演出だった!

 衣装が黒基調だからこそ、花がすごく映えて舞台がわっと華やかになって。素敵だったなあ。

 そして私は緑推しなので「これからは会いたい時に君がいる」という歌詞でいろんなものが刺さって死んでしまう……

 

 

 そんな死んでいるオタクを猛追するのが「サマー⭐︎ビーナス〜真夏のアイドル〜」なんだけど、もうオモロすぎて死ぬなに?

 あの小道具は誰チョイスなのかめちゃくちゃ気になるし二番くんにあのクソ長えソフトクリームとMIBみたいなサングラスかけさせたの天才。

 そしてとみたんにあのフラワーサングラスさせたのめちゃくちゃいい。似合いすぎる。もしかしてそれかけて産まれてきた?

 個人的に落ちサビ前のとみたんとぷんちゃんの掛け合いが本当にもう毎回フリーダムすぎてどんなにFWで情緒がぐちゃぐちゃになっててもお腹抱えて笑っちゃう。

 そう思うと本当にここにサマビがあって救われたなあ。

 

 

 ここでメンバーがはけたと思ったら新しい小道具!そう!オタクみんな待望の!黒縁メガネ!!!(クソデカ主語)

 ありがとう世界!ありがとう太陽!

 途中老眼鏡みたいになってるメンバーもいてそれはそれでかわいかったな。

 ていうかこの曲もすごく…いい…再発見ばっかりしてるなこのツアー……

 セーブポイントなんかない人生で、踊り子になるのが夢だった野崎さんが本当に夢を叶えてセンターで踊ってるの……良……

 「どんなエンディングにも 恥じぬ笑顔ですすめ」も個人的にすごく刺さりました。エンディングね…………

 そして曲終わりにメンバーがはけていくから今度はなんか寸劇でも始まるんかなと思いきや、うさ耳!!

 あのガッツポーズをうさ耳をつけた成人男性たちがキメてくれたら、今度は「Rabbit Jump!!」の始まりです。

 

 

 この時推しカメラしかできてなかったのでぜひ他のメンバーのウサギムーブを教えて欲しいんですけど、フォーゲルさんはウサギ飛びしたり(すごく疲弊してた)(あたりまえ体操)ウサギみたいにフガフガしながら水をがぶ飲みしたりしてました。本当にかわいい。飼わせてくれ。

 この曲もすごくかわいいなあ。お互いの耳を折り曲げたりなんだりするわちゃわちゃが本当に可愛くて、やられる!って時にちゃんと外れないようにカチューシャを支えてるのがいじらしくてかわいかった。

 あおいくんは頭部への影響を鑑みてかカチューシャはつけずにうさたん先輩(名前あってる?)を携えての出演だったけど、逆にアクセントになってちょうどよかった気がする。

 うさ耳をつけたそれなりにでかい成人男性がずらっと並ぶといろんな意味の迫力がありましたね……

 

 

 ここでメンバー半分ずつ残ってお着替えタイム兼MC。

 みんなもっとちゃんと給水すればいいのに体力を余計に削るようなMCをするから心配通り越してめちゃくちゃウケたな。ちゃんと休みな〜!?!

 あとこのMCタイムの最後に入るとみたんの「えっちな曲を歌います!!!!!!」アピールタイムめちゃくちゃ好きでした。

 

 

 そしてセクシータイムこと(?)「Honey Bee」が始まります。この曲はすごく引き締まる曲だし、メンバーも「はじめてもらった大人っぽい曲!」という矜持があるんだなあと感じる。

 MVの時点でクオリティはしっかりだしているのに、観るたびに動きの重さというかキレが鋭くなっていて、まさに蜂の針! 

 それに加えてどろりとした甘ったるい蜜を呑まされるような深い歌声が添えられるんだから最高だよ……

 元々好きだけど、「君を忘れない」の迫力が凄まじく鳥肌がずっと立ってたな。

 

 

 セクシータイムは続き、「Chameleon Colors」で大人の魅力のさらなる深みへ。

 ここではMVを思わせる薄布を使ってでの演出でしたね。フラメンコ調も相まってすごく色っぽい演出!

 フラメンコみたいな動きってうまくやらないとコミカルになっちゃうというか、キレがないとなんか違和感を生む印象なんですけどさすが10年目の貫禄!!

 あと個人的にこの曲の歌詞、すごく秀逸だなあと思います。「Flower Wind」もですけど、メンカラを歌詞の深みに落とし込むのがうますぎる。

 恵を象徴するような白服さんの黄金色、咲き乱れるとみたんの桜色、凛としたぷんちゃんの露草色……全部拾ったらキリないから我慢するけど本当に味わい深い……

 

 

 色めくようなターンが終わると、ついに待望の新曲「イイコノママデ」!

 この曲に関してはもうなにもいえねえ……もう、本当に歌詞が天才……

 多幸感がこんなに溢れているのに切なくて、だけど希望もキラキラ輝いている本当に素敵な曲。

 聞くたび爆泣き。ありがとうにーちゃん。

 

 

 最高の最新曲の次は、デビュー曲である「War Cry〜アイドル気取りで何が悪い!〜」へつながります。一番最新から始まりの曲に戻るのめちゃくちゃいい流れ。

 めせもあ。の曲の中では割と定番のフレーズになった「僕の名前を呼んでよ」ってすごく秀逸なフレーズだよなあって思う。

 コールの煽りとしてもいいし、ニコニコ動画出身の彼らにとって「名前/ハンドルネーム」って第二の人生の象徴そのものだと思うし、それに奇しくもコロナ禍の現状としては「呼ぶ」ってすごく特別な行為になってしまったし。

 アイドル気取りが武道館完売させたってさ。微力なオタクだけど鼻の下擦りたくなっちまうよな。

 

 

 そして冬の名曲、「たじたじ*ファンタジー〜君のアイドルになりたくて〜」へ!

 いいよね、アイドル気取りでなにが悪い!から、君のアイドルになりたい!って物語性があってすごく素敵。

 冬のワクワクする彩りや昂りと、カッコつけきれない男の子がちゃんと両立して描かれてるのめちゃくちゃいい。

 しかもそのセンターが人形みたいに整った顔をしたのっくんがやってるんだから味がある。

 V字になって下手→上手でカノンする振り付けすごく見てて気持ちくてかわいい。

 

 

 そして本編最後の曲が「アワアワ」!

 この曲ただあわあわしてるかわいい曲かと思ったらなんだか社会人にすごく沁みる曲ですよね。

 Re:Love、トラフィックライト。、じゃないズのそれぞれのユニットでフォーメーションが組まれてるのもかわいいし、何より振り付けが踊りやすい、楽しい……

 本当に怒涛のセトリだったからこそ、この癒される曲が最後にくるのすごくいい構成。

 興奮しきった頭がふわ〜〜ってほぐされていくような、本当に疲れて帰った夜のお風呂みたいな感覚でこのラストを毎回迎えていました。

 

 

 駆け抜けるようなスピード感でここまできて、みんながはけていく。

 最初見た時、ここで頭を抱えました。

 正直アンコールにまあ数曲は残すだろうなって予想はしてたけど、まさかこの2曲か!ってなりました。

 「平成パラダイムチェンジ」と「烏合之衆」。

 この2曲なら、絶対オチはこっちじゃん……と本気で「はわわ」って言いかけました。

 

 

 そしてついにアンコールを呼ぶ拍手の雨が止んでメンバーが再登場して、「平成パラダイムチェンジ」のイントロへ。

 「平成パラダイムチェンジ」、すごくいい曲じゃない? いや全部いい曲なんだけどさ。

 ラストサビ〜台詞のところまでがすごくすごく沁みるんですよね。

 そして最後のさ、「一緒に行こう 次の未来へ」をぷんちゃんが真っ直ぐ前を向いていうの、すごく良い。

 これから向かうめせもあ。の未来を思うと、この台詞を真っ直ぐ観客へ届けられるのって、ぷんちゃんしかいないなって思います。

 halyosy先生、未来透視でもしてた?

 

 そしてラスト!問題の!「烏合之衆」!!

 こんな気迫を見せつけられて、泣かずにいられなかった。

 烏合は、コロナ禍に飲み込まれてしまった私たちの背中を力強く押し続けて、火を絶やさないでいてくれた本当にエネルギーのある曲だと思う。

 今までこの曲をパフォーマンスするときは、凛とした、というか、ピリっとした空気を作り上げてから始まってた印象があるんだけど、今回はすごくいい意味でこの曲を楽しんでるなって感じた。

 遊べてるというか、曲をモノにした感じ。

 ちゃんと「烏合之衆」を自分の武器に、翼に変換しきったんだなあって。

 正真正銘めせもあ。は、主人公が九人揃って起こした革命の物語だ。

 それを肌で感じたラストだった。

 

 

 本当に目まぐるしいセットリストだった。

 いくら彼らがアイドル10年目のプロとはいえ、途中で体力や気力が底を尽きてもおかしくない。

 だけど彼らはやり切った。笑顔で胸を張って、堂々と。

 「プロだから」「お金をもらってるんだから」「仕事だから」

 そういう言葉で片付けてしまえば簡単かもしれないけれど、私は「アイドル気取り」から始まった彼らがこのセットリストを全国ツアーで完走したことを心の底から誇りに思う。

 歌や踊り、あるいはトークを含めた「パフォーマンス」というものを買うのって、結構勇気がいることだと思う。

 だって「パフォーマンス」は服や化粧品と違って手元に残らない。一晩で消える儚い商品だ。

 記憶という不確かなデバイスにしかデータは保存されないし、同じツアーでも会場や日によって仔細は異なるし、100%同じパフォーマンスを再現するのは不可能だ。映像化されたところで私たちができるのは追体験でしかない。

 歌も踊りもトークはもちろん、表情や仕草ひとつから、「生きている」ということ全てが商品に、そして消費や審査対象になってしまうアイドルってすごく残酷な職業だと思ってしまう。

 だけど、私たちは彼らからしか得られない幸福感を知ってしまった。だからこそ「パフォーマンス」という形のないものを買う。

 

 私は彼らを愛している。

 たかがアイドル、されどアイドル。

 そして私たちだって「オタク」「ファン」という言葉で括ってしまえばまるで浅慮な存在だけど、まず一人の人間だ。

 私たちは一人ひとり、彼らと、彼らの音楽と、彼らの言葉と、彼らのパフォーマンスとのかけがえない、唯一無二の物語を持っている。

 長短に関わらず、確かに培ってきた時間の重さと温かさを少なからず抱え込んでいるからこそ、泣いてしまいそうなほどの多幸感を覚えることができるんだと思う。

 

 客席からカラフルな光の海をぐるりと眺めるたびに思う。

 Muddy Waterや真逆の糸の水音に合わせて滴るペンライト、Flower Windの「愛してるよ」に合わせて咲いていくペンライト、「アイドル気取りで何が悪い!」とメンバーを指差すペンライト。

 あげたらキリがないけれど、掲げている色が違うそれらの動きが一気に揃う瞬間が大好きだ。

 この空間にいる一人ひとりが、あのステージの上にいる9人と物語がある。

 その物語は文字にしなければ記録にならない。だけど確かな記憶としてその人の心に刻みつけられていく。

 それはきっと時には涙を引き連れてくるし、けれど必ず笑顔ももたらしてくれる。

 

 これはこれからもずっと続く物語の1ページだ。

 私は彼らとあの場所に一緒にいた。確かに歴史を刻んだ。

 その事実はきっとずっと、これからの私を構築する大事な要素になると思う。

 

 私は彼らを愛している。

 たかがアイドルと、たくさんいるファンのうちの一人。

 だけど私は確かに彼らの物語の登場人物で、彼らも私の物語のとても重要な登場人物。読んでくれているあなたにとってもそうだと思う。

 彼らの浴びる拍手喝采に、祝福を。

 来年ついに訪れる大きな夢の舞台。そしてその先の道が光に満ちていますように!

 

  

  

 

イイコは何色の夢を見るか

 

※このブログを読む人はもうMeseMoa.というニコニコ動画出身のメンズアイドルグループも、2022年11月18日にリリースされた「イイコノママデ」も、2022年3月14日に日本武道館単独公演を行うことも、その先の活動についてもご存じであるということを前提に書いていきます。
※詳しくは「MeseMoa. イイコノママデ」で検索!

 


イイコは色の夢をみるか

 

 まずはにーちゃん、初センターおめでとうございます!
 結成10年という節目の年にあなたの言葉がありのままのせられた歌がリリースされてよかった。
 リードボーカルとして、そしてコーラスとしてMeseMoa.の中でもひときわ鮮やかな色を持つあなたの声が輝く、あたたかい光を抱きしめたような気持ちになる曲です。
 こんなに多幸感たっぷりなのに素直に泣けてきちゃう歌なんてそうそうないと思います。
 いろんな気持ちの重ね方ができるだろうからライナーノーツは書かないと宣言してくれたあなたの言う通り、自分としての受け取り方を考えようと思います。
 この曲をたっぷり浴びれる冬ツアー、一生続いてくれ〜〜〜!!!!まだ北海道公演、宮城公演、愛知公演はチケット発売中だってさ!!!!eplusにて絶賛発売中だよ!!!!

 

 

 さて、この記事ではにーちゃん自ら筆をとった歌詞にも触れつつ、メインフォーカスはMVにあてて考察のようなものを書いていこうと思います。
 大前提として、私はただのいちオタクでしかなく、発言に責任は持てません。全部末尾に見えないカッコ書きで(知らんけど)がついてると思ってください。

 また、文中では基本的にはメンバーや関係者の皆様をあだ名で、あるいは敬称略して表記していきます。ご了承ください。

 

おとなこども、モラリアム

 

 今回のMVは3つの衣装が使用されています。


①メインビジュアル
 新緑を思わせるあざやかな緑のスーツ。
 無駄な装飾もなく、それぞれに合わせたデザインも相まってすごくスタイリッシュな印象。

 

②童話モチーフ衣装
 ①と同時に登場する童話・文学をモチーフとした衣装。
 にーちゃん、気まぐれプリンス、とみたけは「星の王子さま(あのときの王子くん)」。
 ノックソ、白服、フォーゲル は「白雪姫」。
 野崎弁当、あおい、二番煎じは「シンデレラ」がモチーフと思われます。

 

③スクールスタイル
 オールドスタイルの大学生を思わせるカジュアルな衣装。
 ①衣装と対比してメンバーカラーを取り入れたカラフルな衣装はかわいらしく、若々しい印象。


 「イイコノママデ」は、特にMVで「大人と子供」が主軸になっている印象を受けました。
①は大人。②はこども。③はモラトリアム。

 ②の童話衣装はソロで抜かれたりすることなく、あくまでも①の後ろでバックダンサー・背景・舞台衣装として扱われています。

 「イイコノママデ」はラブソングであり、変化を歌う歌だと思います。

 忘れることのできない、そっと終わった恋を抱きしめた「僕」(=大人)の後ろには、子供だった自分・モラトリアムに浸っていた自分がいる。

 個人的にその三つの側面を描いているのがMVの三つの衣装なのかなと感じました。

 

 

林檎の実とガラスの靴、それから薔薇の花

 

 次に触れたいのは②の童話衣装における配役とそこで扱われているモチーフ・アイテムです。これは本人に確認が取れたパターンとそうでないパターンがあるので、曖昧な部分が多いです。

 作中では上記の通り三つの作品がモチーフになっています。

 

 まずは「白雪姫」。

 作中にも分かりやすくリンゴが登場しますね。

 白服さんは「王子様」。のっくんは「魔女」。ゲルたんは「小人」だそうです。

 ちなみに白服さん、衣装にでっかくHって書いてあるから狩人(Hunter)かと思ってましたがこの配役は白服さん本人からの言質があったみたいなので、他の二人含めて確定です。のっくんが魔女なのめちゃくちゃわかるしつばひろの魔女帽子があんなに似合う成人男性いるんだナ……とにっこりしちゃう。

 そしてその三人をバックに歌うのが二番くん、野崎さん、あおいくん。

 これは単純にモチーフが出しやすいからかもしれませんが、なんとなく背景に置かれている小物たちが「魔女」の持ち物ばかりな感じがするんですよね。鏡にランタン、林檎に髑髏、怪しげな瓶たちなど。

 他のグループにも共通していますが、各物語の主人公にダイレクトにつながる小物がなんとなく少ない印象があります。 

 

 次に「シンデレラ」。

 歌詞の中でも「魔法」「12時」というワードが入ってますね。

 あおいくんは「ねずみ」、野崎さんは「馬車の御者」もしくは「大臣」、二番くんは「王子様」と思われます。そしてそんな三人をバックにしているのがにーちゃん、とみたん、ぷんちゃんです。

 この作品の中でにーちゃんが手にしている「ガラスの靴」は、イルミィの象徴なのかなと感じました。というのも、楽曲が終わった最後のラストカットにはガラスの靴をおいた椅子を囲うMeseMoa.という構図が入ります。そしてそのガラスの置かれた椅子というのは、11/3に行われた10shot撮影会で使われた椅子なんですよね。

 10shotの時、MeseMoa.のメンバーは重厚な茶色の木製の椅子に対してイルミィが座る椅子は白い椅子でした。単純に分かりやすいようにしてるのかな? とその時は思ったのですが、MVを見て答え合わせをしたような気持ちになりました。

 ガラスの靴って、もしかして私たちなんじゃないのかな、と。

 MeseMoa.のファンの総称は「イルミィ」です。「Illumination(灯)」から取られている、MeseMoa.を導く光という意味合いをこめてくれているものです。

 「ガラスの靴」は物語の中でどんな存在でしょう?

 舞踏会へシンデレラを連れて行ってくれた「魔法」の象徴。そして王子様との「再会」におけるキーアイテムでもありましたね。歌詞の中にも「再会」を思わせるワードがあります。

 このカットにMeseMoa.からのメッセージを感じずにはいられないです。うちらのことめちゃ好きじゃ〜ん!

 そして話は少し戻りますが、全員が踊るカットにはシンデレラのドレスっぽいものがあるのに、この六人のシーンにドレスはないんですよね。単純に配置バランスの関係かなとも思いますが、「主人公がいない」ことになんとなく意味を見出したい。(「烏合之衆」の歌詞を汲むなら、主人公はあくまでもMeseMoa.の九人とか、そういうニュアンスだったらうれしいなって思います)

 あとちょっと外れるけどねずみがあおいくんなの最高にキュートじゃない?マジでトムジェリだしそもそも絵文字も🍎の前は🐭だったし。イイネ…………

 

 

 最後に「星の王子さま(あのときの王子くん)」。

(※一般的なのは「星の王子さま」ですが、個人的に新訳の「あのときの王子くん」がすごくしっくりくる&好みなので併記しています)

 配役は気まぐれプリンスが「パイロット」、にーちゃんが「地理学者」、とみたけが「きつね」かなと思っています。そしてその三人をバックに歌うのが白服さん、のっくん、ゲルたんの三人。

 個人的に本当に「星の王子さま(あのときの王子くん)」が大好きなので、特に登場人物の台詞などを引用しながらここに関してはお話ししたいです。

 「星の王子さま(あのときの王子くん)」は簡単にあらすじを話すと、「ぼく(=パイロット)」の自伝と、小惑星B612からやってきた「王子くん」の語りが交わる形で構成されています。「王子くん」は自分の星にいた「バラ」と別れ、色んな星を辿りながら「地理学者」に地球の存在を教わり、「ぼく(=パイロット)」や「きつね」に出会います。

 そうして愛だったり友情だったり、心についてたくさん考えていくのです。児童文学の顔をしていますが、大人向けの哲学書みたいな側面もあるのでよかったら読んでください。青空文庫で読めます。

 そして、作中で彼らはこんなセリフを「王子くん」へ語りかけます。

 

きみを、ひとりにはしない。

──パイロット

 

わしらは、花については書きとめん。(中略)というのもな、花ははかないんじゃ。

──地理学者

 

「(前略)おいらはパンをたべないから、小むぎってどうでもいいものなんだ。小むぎばたけを見ても、なんにもかんじない。それって、なんかせつない! でも、きみのかみの毛って、こがね色。だから、小むぎばたけは、すっごくいいものにかわるんだ、きみがおいらをなつけたら、だけど! 小むぎはこがね色だから、おいらはきみのことを思いだすよ。(後略)」

──きつね

 

引用元:あのときの王子くん(青空文庫

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 / 大久保ゆう訳

https://www.aozora.gr.jp/cards/001265/files/46817_24670.html

 

 最初は奔放に振る舞う「王子くん」に苛立ちを覚えるパイロットですが、最後は彼が小惑星B612に帰ってしまうことを悲しみ、「王子くん」をぎゅっと抱きしめます。

 地理学者は、自分が納得するまで同じ質問を繰り返す「王子くん」に淡々と応答します。

 きつねは、「王子くん」に「おいらをなつかせてくれ」と友達になることを持ちかけます。

 

 特にきつねの台詞、アァ〜〜?!ってなる人も多いんじゃないでしょうか。

 そう、こがね色なんですよ。

 

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 秋の実りゆく黄金色なんですよ………………!!!!!!!

 このセリフを言うきつねを、とみたんに当ててくれて本当にありがとう感謝サンキュー……

 

 あと、そもそもパイロットも子供の心を忘れられないでいるけれど、周りの大人たちの言葉に耳を傾けて大人のふりをしている存在なんです。「本当の自分の色思い出せず」にいる大人の一人なんですよね。

 そして「地理学者」は「星の王子さま」の作中では「つまらない大人(だけど、よくいる大人)」のメタファーとして描かれています。自分の色を完全に見失ってしまったとき、私たちは直接見たこともない世界を、人から与えられた情報だけで完全に把握した気になってしまうのかもしれませんね。

 まあこの曲と星の王子さまとイイコノママデをつなげるのはあまりにも暴論かなと思ったんですけど星と星を勝手に線で繋いで神話を作ることも許されるんだから許してくれ。

 

 あとまだ続くんですけど(ごめん)、地理学者って諸行無常を知ってなお、不変・不動を求めるんですよね。花は儚いから、すぐに移ろってしまうから見ないふりをするんです。そして滅多に動くことのない山や大海原を愛するんです。それってなんだか……なんだか……!!!!

 

「いい、このままで」

 

 

とまたえたら


 さて、ここまでで3つとりあげた童話・文学の共通点はなんだろうと考えた時、星の王子さまだけちょっと外れてる印象ですよね。

 「白雪姫」「シンデレラ」ときたら「美女と野獣」や「人魚姫」とかが続いても良さそうなのに、「星の王子さま(あのときの王子くん)」なのはなぜなんだろう。

 その理由を考えたときに、「再会する物語」を選んだのでは? と気づきました。

 「シンデレラ」は12時を過ぎてしまって元のみすぼらしい姿に戻ってしまうけれど、ガラスの靴を拾った王子様と再会する。
 「白雪姫」は毒林檎を食べてしまいガラスの棺で眠りにつくけれど、王子様と再会して目覚めのキスをする。(調べた限り王子と「再会」するストーリー構成はディズニー映画独自のものではあるけれど、グリムからの一種の派生として扱います)

 そして「星の王子さま(あのときの王子くん)」はラストシーン、王子くんが自分の星、小惑星B612に置いてきてしまったバラの大切さに気づいて帰る(=薔薇にまた会いにいく)。

 

 いつかまた巡り会えたら、という作り手の願いが込められてたら、それはとても幸せなことなんじゃないかなと思います。

 それがMeseMoa.の9人みんなという意味でも、私たちオタクとアイドルのみんな、という意味でも。

 

 

」はなのか

 

 ここからは歌詞にもメインフォーカスを当てていきます。

 

 

 ──君がかけた魔法だけが今も消えずにここにあって

 

 初めて聞いた時から、「君」って誰を指してるんだろうなあとずっと考えていました。

 私はにーちゃんの思考回路を汲み取れるほど彼のひととなりに踏み込んだことはないけれど、それでも彼がただの漠然とした恋愛の相手を指すだけの表現をしないように感じていました。

 誰が、何がかけた魔法なんだろう? と考えたときに、個人的にしっくりくる言葉がありました。

 「MeseMoa.」です。「仲間」でもいいかもしれない。

 じゃあ「MeseMoa.」がかけた魔法ってなんだろう?

 「君」がかけた魔法は、「恋」です。

 じゃあ何に置き換えられるかな、ってなった時に、もしかしたら「MeseMoa.」がかけた魔法は「夢」なのかな、って。

 もちろん言葉を言葉通りに受け取りたいんですけど深読み妄想オタクには無理でした……こうなっちまうってこんなの……解釈違いも異論も受け入れるんですけど私にはこう聞こえたんです……耳の悪いオタクだなあって思っていただければ……

 

 

 ──And if-I may say more.

 

 これさあ、すごくない??? どうしたってMeseMoa.っていうとるわ〜って思ったし、まあ多分めせもあって歌いつつ本当は"Message More."とかなんかなとか思ってたら、"may say more"!!!!

 "If I may say"は、最後に”so”を加えた"If may say so"というフレーズだとビジネスとかで使われやすい「もしよければ」とか「言わせていただくと」っていう意味合いらしいんですけど、ここではもっとラフな訳になるかと思います。

 たぶん、本当に素直に訳して「もっと伝えられたら」とか、「もしこうやって言えたら」とか、後悔や、あるいは祈りに近い言葉なんじゃないかなあ。

 

 

 ──恋はきっと炎天下の黄緑色なんて思った

 

 このフレーズすっっごくずるくないですか…………

 黄緑って、白服さんとフォーゲルさんの色じゃないですか……

 めせもあの日である8/16は夏真っ盛りの炎天下………

 泣いちゃう…………𝑳𝒐𝒗𝒆 𝑳𝒆𝒕𝒕𝒆𝒓すぎる……

 しかもこの時のフォーメーション、白服さんとゲルたんは向かい合ってるんだよね……

 苦しすぎるほどの酸味は多分レモンを連想させるものになるんですが、これはもう散々皆さんがいろんなところで叫んでいる通り、花言葉は「誰かを心から恋しく思う」です。

 そんなのずるいジャン…………

 

 

 ──僕が編んだ魔法だけが今も消えずにここにあって

 

 ここ、冒頭の歌詞の対比にするだけだったら「君がかけた」に対して「僕がかけた」にすればいいんですけど、「編んだ」という言葉を選んでいるのが本当に絶妙だなと感じます。

 「編む」という言葉は、「作る」とか「産む/生む」とかと意味合いはちかいけれど、決定的に違う点があります。「編む」は、「いくつかある要素・物を撚り合わせる、ひとつのものにする」ことです。

 0から1や100にするのではなく、それぞれ1として存在するものを寄せ集めてくっつけて、ひとつの存在に紡いでいく。これってなんだか、まさしくMeseMoa.というか、仲間というか。

 ここを聞いた時、本当にすごくいい言葉選びをしてるなこの人〜〜〜!!ってなりました。

 魔法を編む、夢を編む、MeseMoa.を編む。めちゃくちゃいい。たまらん。

 

 

 ──「こんなの初めて…」

 ──「これが、恋…!」

 

 白服さんとフォーゲルさんのセリフですね。

 個人的にこの二人は、特にむすめん。時代の楽曲で曲中のセリフが多い印象があります。

 

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 とか 

 

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 とか

 

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 とか。あと街頭アンケートとかもだっけ?

 MeseMoa.に入ってくるとそもそも作中セリフが全員に割り振られていることが多いのでちょっと話が違ってくるんですけど、思い返すとなんか多いな〜っていう気持ち。

 歌割りしたのもにーちゃんだと思うので、もしかしたらその辺の流れも汲まれてるのかなあって思いました。

 

 

 

 というわけでここまで6000字以上。一般的に500文字読むのに1分程度かかると言われていますから10分少々みなさんの時間を浪費させてしまったことをお詫び申し上げます。あるいはここまで読んでくれた人の方が希少な気がします。お付き合いしてくださった方本当にありがとうございます。

 冒頭にも書きましたがこのブログ内での私の発言には一切責任を持てませんし、これが正解だと掲げる気もありませんし、ただのオタクの深読み妄想であることをご了承くださいませ。

 熱量が明らかにおかしいのは火を見るより明らかですが、もしかしたら結論を言うと「星の王子さまを読んでください」かもしれない。

 イイコノママデ、本当はもっと深掘りできる要素がある気がするんですがこれ以上はもう他の方に任せます。

 にーちゃん、本当に最高に素敵な曲をありがとうございました。

 この歌がたくさんの人に愛されて、長い時間を一緒に過ごせますように。

 

 

 

 

MeseMoa.公式HP
http://www.mesemoa.com/index.html

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