主人公をみつけた

世界の隅にいるオタクのブログ

確かにそれは幸せと呼びたくなる日々だった

 

 

MeseMoa.ホールツアー2023 イルミラクル FINAL〜Dear イルミィ From 9〜 横浜アリーナ公演が終わった。

誰一人欠けずに、完走した。9色の光の海が広がる、晴れやかで最高の卒業式だった。

 

全員が全員、全身全霊を振り絞った渾身の作品だった。

 

きっとMeseMoa.の九人は、それぞれがそれぞれ、一人きりでも、ステージの上じゃなくても輝ける人なんだと思う。

それくらい魅力的で、優しさに溢れた、人を愛することができる人たちだから。

だけど、彼らはこの道を選んでくれた。この道を走ろうと決断してくれた。

自分一人だけじゃなくて、誰かを笑顔にしようと決して優しくない道のりを選択して、そして光を掴み取って行った。

 

このグループの始まりは、友達からだ。

好きなことを、好きな表現のプラットフォームを共有しているなかで見つけた友達。

それが、いつのまにか大きなステージを埋めるアイドルになっていった。

MeseMoa.の軌跡を思い返すたび、フィクションの物語みたいだと感じる。

でも、本当だ。紛れもない事実で、現実だ。

奇跡みたいな九人は、私たちの目の前に立って、息をして、歌を歌って、踊って、語って、笑っていた。

 

この輝かしく晴れやかな青春を一緒に過ごさせてくれてありがとう。

寂しさも悲しさも悔しさもあるけれど、一番は感謝しかないし、それしか綴りたくない気持ち。

 

まず、MeseMoa.という場所を残そうと決意した五人へ。

 

 

あおいくん

「ON」の落ちサビの、「どこまでもONで行こう」と高らかに歌う姿と声を目の前にするたびに、ああこの人こそがエースなんだなと心強く思います。

そしてソロの「Blue Moon」を歌うあなたの優しい愛しむ表情が大好き!

人生の半分を、アイドルに捧げてくれてありがとう。

いつだかに「アイドルが一番すごい仕事だよ」と言い切った時のあなたの誇らしげな表情を忘れられません。

 

ぷんちゃん

二代目リーダー就任おめでとう。そして残ると決断してくれてありがとう。

きっとこれからあなたの肩に乗るものは大きくて重たいものかもしれないけれど、優しいあなたが切り開いていく世界もあなたを愛してくれるはず。きっと大丈夫。

くしゃくしゃの笑顔も、しなやかな踊りも、伸びやかな歌声も全部全部ステージで輝くためのものだと感じます。

あなたが夢を口にしてくれるから、きっとMeseMoa.も気合を入れ続けられたんだよ。

 

野崎さん

あなたほどバイタリティに溢れた大人を見たことがありません。

「この世の奇跡」と友人の茶推しはよく形容しますが、それが全てだと思います。

日々磨きがかかるあなたはダイアモンドのようにきっと砕けることなく、この先の道を開拓する鋭い剣にもなり、残る五人を守る盾にもなると思います。

あなたの綴る言葉から感じられる思慮深さと優しさに、いつも救われてます。ありがとう。

 

のっくん

不器用な人なんだなと、気づくたびに愛しく思います。

聞くたびに深みが増し、力強く芯のある声になっていく歌に何度も感動させられました。

泣き虫なあなたが泣くのを我慢して、ぎゅっと唇を噛んで前を見据えていると、その胸の内を覚悟を感じて心臓がぎゅうっと切なくなります。前を向こうと、また送り出す側になることを決意してくれてありがとう。

あなたは強くて、優しくて、美しいひと

 

とみたん

本当に聡明で、ひらけた視界をもった人だと思います。

最後のメンバーに向けたお別れの手紙も、イルミィに向けた一言も本当に愛に満ちていた。

あなたの豊かな歌声は私たちに涙を流させてるし、あなたの明るい言葉と優しいおふざけにたくさん笑顔をもらっているよ。あなたが素直に「寂しい」と言ってくれたことが救いになったよ、ありがとう。

歌姫という言葉がよく似合うその華やかな存在すべてを、これからも世界に知らしめてきてください。

 

 

 

そして、卒業して新しい海へと航海を始める四人へ。

 

 

 

にーちゃん

力強い旋律を響かせるその歌声を、繊細なハモリを紡ぐその歌声を聴くたびに、なんて惜しい人を失うのだろうと感じます。

あなたがいないと完成しない歌があったし、あなたがいたからこそ制作しようと踏み切った楽曲もたくさんあると思います。それくらい、にーちゃんの歌は武器だった。

それから、自然と人を甘やかしつつ、諌めつつ、優しく見守る姿は本当に兄そのものだなと思います。

一度離れたアイドルの道へ戻ってきてくれてありがとう。これからもたくさん食べて、健康でいてね。

あなたのこれからの道が、どうか愛に満ちていることを願います。

 

二番くん

ずっとかっこいいことは知ってたけど、横アリに立つその姿が本当にかっこよくて麗しくて、立っているだけでこんなに視線を奪ってしまう人が一般社会に放たれて大丈夫なのかと心配になります。

お別れの手紙を読むあなたの飄々とした、でもどこか優しく包み込むような声が今でも耳に残っています。

ちょっぴり意地悪だけど、その心のあたたかさが端々から伝わるからこそ、たくさんの人から歓声を受けたんだと思います。

歌うことに苦しんだ日々が長かったと思います。だけど、あなたの声はずっと覚えているよ。

あなたのこれからの道が、どうか優しさに満ちていることを願います。

 

白服さん

前例のない、なにもない道を切り開いていくことは、先の見えない暗い海へ頼りない小さな船で漕ぎ出すことは勇気も覚悟も必要だったと思います。

きっと自分を何度も何度も奮い立たせて、自分に決意を言い聞かせて、涙を無理やり飲み込んで進み続けた日々だったでしょう。

本当に、本当に、お疲れ様でした。あなたがいたからこそ、私は幸せな日々を過ごせたと本当に感じます。

今でも、幕張公演であなたが私たちへ送ってくれた言葉を覚えています。

全ての選択を受け入れて、正解だと断言してくれるあなたが初代リーダーでよかった。

あなたのこれからの道が、どうか、どうか幸せで満ちていることを願います。

 

ゲルたん

はじめて勇気を出して行った握手会で緑推しだといったら「俺ェ!?」と言われたことをいまだに覚えています。そしたら他のオタクにも同じようなことをよく言っていると知ってなんちゅーことを言うアイドルやねんと思いました。

そしていつからか、傲慢にも、自信を持ってアイドルを楽しんで欲しいなと思うようになりました。

でも、最後に見たアイドルとしてのあなたは、自信を持って、あなたの大好きな8人を引き連れて踊り、一身に横浜アリーナの視線を浴びながら約束を歌い、悔しそうに泣きじゃくりながら真っ直ぐに「寂しい」と言ってくれた。

もうそれだけで満足だよ。この5年、あなたを推せてよかった。

あなたを見つけられた自分を褒めたいし、アイドルになって、見つけさせてくれてありがとう。

あなたがいない世界はきっと寂しいけど、緑を見るたびに、コーヒースタンドを見るたびに、きっと笑顔が浮かぶと思うよ。

彩りをたくさんくれてありがとう。名前を呼ばせてくれて、呼んでくれてありがとう。

あなたのこれからの道が、笑顔で満ちていることを願います。

 

 

言葉というつまらない媒体でしか表現できないことがもどかしいし、尽くしても尽くしても足りないな。

でも優しくて楽しくて、明るい出航を見届けられてよかった。

きっとこれから先も荒波は来ると思うけど、きっと大丈夫。

みんなで幸せになろうね。寂しくなったら、また帰ってくるね。

 

また、踊ってね。歌ってね。

おじいちゃんになったら、UNBARANCE BOYみんなでやってね!

 

MeseMoa.に出逢えて幸せ!本当にあたたかい時間をありがとう!

 

 

 

”また逢える日まで

 夢の中なら 恥ずかしくないから

 

 そっとそっと君の名前を

 呼んでいいかな

 

 明日の朝が寂しくないように

 ずっとずっと君のこと想ってるよ”